更新日:2013年6月27日(木)
やっと 梅雨らしい天気になってきました。
先日は 傘をさして、雨降り散歩に出かけました。
ピッチピッチ チャップチャップ ランランラン~♪という童謡のごとく、子どもたちは雨ふりでも「ランランラン~♪」というウキウキした気持ちで散歩を楽しんでいました。
さて、戸外でなごやかにお散歩が出来る子どもたちですが、園内では涙の雨がふることもこの時期は増えてきました。
年中さんの教室をのぞいてみれば・・・・・ この時期ならではの風景があります。
進級して新しいクラスの友達と慣れ親しむことが出来てきたのがこの時期です。
当然、新しい仲よしのお友達も出来てきます。
すると今まで年少の頃からの仲良しだった子がさびしくなったり・・その淋しさがだんだんと「なんで あの子とばかり遊ぶの?」と怒りにかわっていったり。。。
こんな風景は例年、この時期に多かれ少なかれ、年中、年長、さまざまな場面で見られます。
「自分が求めている相手は ずっと同じように自分のことを求めてほしい!」これは人間の普遍的な思いでもあります。
しかしぴったりとその時の互いの気持ちがマッチすることの方が少ないのが 現実ではないでしょうか?
どの子もきっと生涯にわたり、「気持ちがぴったりマッチしない」状況と社会の様々な場面でつきあって生きていくことになると思います。
長い目で見た時、「豊かな人間関係を築ける力を持つ」ということを考えれば、幼児期にこのような経験をたくさんしながら、感じ、悩み 気持ちに折り合いをつけるという経験をすることはとても大切です。
職員が助け船を出しながら お友達は「嫌いになったわけではなくて、新しい友達ができても ずっと好きな気持ちを大事にしていけば、いつも一緒にいなくてもずっと仲よしなんだ」と伝えながら、独占したい!という強い思いに折り合いを上手につける経験値をたくさん積んでいけるよう支えていきたいと思います。
この「自分の気持ちに折り合いをつけられる」強さが育ってゆけば、これからの小学校、中学校、大人への成長過程の中で、きっとその子の友達関係は豊かなものになっていくはずです。
この時期のこうした「心がもやもやする経験」はその子の糧になる!
私たちもそんな思いで、子どもたちに寄り添っていきたいと思います。
プール遊びもはじまりました!
元気に夏に向けてレッツゴーといきたいと思います。